地球の裏側から思うこと

日本語練習のために、赴くままにつらつらと書いてます。

物語の役割

「物語の役割」を読んだ。
著者は小川洋子さん。
実は彼女の小説は一つも読んでいない。
どちらかというと小説という分野はとても苦手。
しかしこの本を読んだら読んでみたくなった。
作品が生まれる場面や生みだし方が
とても興味がある。
そして何よりも私自身が
まさに今物語を必要としているんだと思う。
だから余計に興味深く読むことができたんだと感じた。
2,3時間程度で読んでしまった。
小川洋子さんは自分がここにいることの証明したいために
小説をかいてるのかもしれないと言っている。
私もこうやってブログを細々とやるのはそういうことがあるかも知れない。
今、はやりのSNSはやっていない。
正直言って話題に取り残されてる感はある。
現実の世界でそこだけでかかわっているだけの私より
確かに他の場所、それは現実の場所だけじゃなくバーチャルな場所だとしても
そこで交わされる言葉やコミュニケーションで
より関係を縮められるのだろう。
そうするとさびしく感じる自分がいる。
取り残されてた気分になる。
それでも取り残されないための努力はちょっと疲れる。
どんなに頑張ってもその疎外感は私の中からなくなることはないだろう。
そう思ってしまうので更に努力しない。
そしてそのはけ口がここ。
そうなんだ。リアルじゃないはけ口。
でもそうやって隠れる場所があると自分を保てる気がするんだ。
秘密の隠れ家的な…。
SNSは自分の秘密を無くしてしまう気がしている。
すべてオープン。
そこが苦手なんだよな〜。
それにそこでつながってくれるような友だちもいないから
やっぱりこのままでいいか。

本の感想だったはずだけど
ぜんせん違う話になってしまったな。

物語の役割 (ちくまプリマー新書)

物語の役割 (ちくまプリマー新書)